C.シュターミッツ Carl STAMITZ (1745〜1801)

 チェコ出身の作曲家です。おびただしいほどの作品を残しました。



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フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲 ト長調

第1楽章  Allegro moderato    α2版   
第2楽章  Andante un poco adagio  α版   
第3楽章 Allegro          α版   

 シュターミッツのト長調の協奏曲というと、作品29を思い浮かべる方が多いことと思います。私も、いつかは MIDI にしてみようと楽譜を買っておきました。が、いつの間にか忘れてしまっていて、別のト長調の協奏曲が先になったという次第です。
 でも、こちらもなかなかいい曲ですね。マンハイムの香りをご堪能ください。

 第1楽章。32分音符+付点16分音符(逆付点という人もいます。わかりやすい言い方なので広めましょう!)の軽快なテーマが若々しく爽やかな印象の曲ですね。フルートの出だし、音域が低いのでちょっと聞きづらい。そういえば、モーツアルトのフルート・ソナタ(オブリガート・フルート付きのピアノ・ソナタ?)なんかもそんな気がします。当時はそういうものだったのでしょうか。
 6分経過あたり、バイオリンのきざみに、低音ストリングスの逆付点の合いの手に乗って、フルートが歌います。この曲想、私は、ちょっとだけ、くすっぐったい思いがします。60〜70年代の教育映画のクライマックス、逆境にもめげず、明日を信じて自転車のペダルを軽快に踏んでいく新聞少年の図。そういうのが連想されてしまうのです。年のせいでしょうか!?




リンク

Classical Midi Archivesシュターミッツ

山田昌尚さんの カール・シュターミッツ

ムラマツ・フルートの楽曲解説
フルート協奏曲 ト長調(三上明子氏。作品29の解説)
6つの二重奏曲 作品27 第1〜2巻 (2Fl)(佐野悦郎氏)

ナクソスのCD解説
シュターミッツ (カール)
C.シュターミッツ

CD−NOWのホームページから
Stamitz/Richter/Haydn/Gluck クイケンの演奏で作品29など。
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