アルビージ(Abelard ALBISI 1872〜1939)

 アルビージは、長らく、ミラノ・スカラ座歌劇場管弦楽団のフルーティストでした。 あるとき、練習中に、トスカニーニと対立してしまい、楽団もやめ、スイスに住みました。 チューリッヒやルツェルンなどで教え、奏者としても活躍しました。 また、ハ調縦吹きのバス・フルート、アルビジホンの発明もしました。






作品

3本のフルートのための小組曲第2番

第1楽章     α版   
第4楽章 プロトタイプ   


 第1楽章は「春の歌」、第2楽章「鐘」、第3楽章「ベニスの舟歌」、第4楽章「泉」。 イタリアめぐりという感じの構成になっています。

 F.シュミットの四重奏曲が現代フルート四重奏曲の源流とすれば、 アルビージの作品は近代フルート室内楽の源流ともいえるそうです。

 吹奏楽のアンサンブル・コンクールでは、定番の1つですね。






略年譜

1872年 誕生。
1939年 逝去。
    *詳しい情報をお知りの方、御教示、お待ちしてます





リンク

ムラマツ楽器の楽曲解説(佐野悦郎氏)
 小組曲 第2番

山田昌尚さんの フルート作品リストより アルビージ
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